筆ペン教室(入門)

①筆ペン教室って楽しいの?

府中の生涯学習センターで一番の人気は筆ペンです。30人教室が3つもあり、にぎわっています。筆ペンを持ったことが無い人も、3か月も過ぎると、8割がたの方が筆ペンファンになってしまいます。

女性は美しい仮名にあこがれる方が多く、きれいな紙に、美しい詩、俳句、百人一首を楽しみ、男性は、短冊に漢詩や、般若心経の一節を書くのが楽しいようです。

② 筆ペンってどんな筆ペンを使うの?

わたしの教室は毛筆の筆ペンを使っています。ぺんてるの毛筆筆ペン、くれ竹の万年

毛筆のどちらかを使っていただいています。

最近の筆ペンは、大変改良され、筆とほぼ同じ書きやすさです。特に初心者にとって

は、毛筆部分がやや硬く、楷書の漢字は、筆より書きやすさがあります。

欠点は、墨の出具合の調整です。墨の濃淡を楽しむ仮名の散らし書きの時には、筆よ

りも苦労します。

③どんな手本で勉強するのですか?

A4サイズの私のオリジナル手本です。漢字の基礎、仮名の基礎、小さな作品づくりの3部構成です。

小さな作品作りは、初心者用、やや筆ペンになじんだ方用、初級者用の手本があります。初級用は<短冊>楷書、行書と近代詩文風の心に残る言葉、<料紙>月初めが俳句、二回目が百人一首です。仮名書道は、誰にも分る現代仮名の手本です。

④イベントは?

毎年7月、国立新美術館で行われる毎日書道展に希望者をご案内し、書の見方、鑑賞のポイントを解説しています。その折、参加者と食事会をしています。

⑤入会手続きは?

受付窓口は府中市生涯学習センターです。4月期(4-6月)は抽選になりますが、以降、継続することができます。7月期、10月期、1月期は補充の募集があります。詳しく窓口にご連絡ください。

受講料はⅠ期6回、3000円です。

2019年度 四年目の教室は?

2019.1.3更新

◆基礎を大切に、新しいチャレンジを!

 

平成10月から始めた筆ペン教室は四年目になりました。試行錯誤を繰り返しながらの教室でしたが、20人クラス1教室から、30人教室3クラスに成長することができました。4月から始まる2019年度の教室では、火曜日の初級クラスでは、俳句、百人一首をより美しく書く、旧仮名文字の勉強も始めたいと考えています。

 

入門クラスの皆さんには、初心者でも楽しめる、短冊、小さな料紙の作品作りを工夫します。一時間を基礎勉強、残りの一時間を小さな作品作りで楽しんで下さい。

 

なお、季節の俳句は、正岡子規に代わって、高浜虚子の作品を予定しています。また、小さな作品は、私の心に残った言葉を引き続き書いてゆきます。

 

 

◆漢字、仮名の基礎は?

 

◇漢字は今少し、字形を意識して「美文字」にする基礎勉強を続けます。筆使いの勉強に合わせて、字形の勉強を重ねて、美文字の早道を探ります。短冊の作品作りでは、楷書は引き続き般若心経を、行書は、折々の言葉を予定しています。

 

◇仮名はいろは歌の基礎を終えた後は、一字一字の基礎のおさらいと、簡単な続き文字(連綿)を学びながら、心を洗う言葉、俳句、百人一首の作品作りのレベルアップを目指します。